2007年03月13日

運営スタッフのひとり言 3月第三週 〜『負ける練習』〜

サッカー部の皆さん、『卒業おめでとう!』

そして、3年間、部員たちを、陰になり日向になり支え続けてきた保護者の皆さん、
『卒業おめでとうございます。』

3年間、雨の日も風の日も、朝早くから夜遅くまで指導してくださった、田中監督、上野ヘッドコーチ、若き兄貴分として小林コーチ、赤峰コーチ、本当にご苦労様でした。また、部員たちが、やれ、足が痛い、ひざが痛い、腰が痛いと泣いていた時に、優しく時には厳しく治療をしてくださったトレーナーの先生方、本当にご苦労様でした。

部員たちにとっても、保護者の皆様にとっても、あっという間の三年間だったと思います。
思い起こすと、17年度生が卒業し、私たち保護者は「追っかけ」と「怪我の恐怖」から解放されていたころ、今年の卒業生18年度生は、関東大会都予選を勝ち進み、見事関東大会の出場を決めておりました。恥ずかしながら、卒業式を終えたひとつ上の学年の保護者は、すぐ下の学年の試合を応援に行くこともできないくらい『腑抜け』になってしまうものです。
新チームの保護者の皆さん、少しの間お許し下さい。

とは言うものの、卒業してしまってからは、後援会はおろか学校にも全く関心を示さず、国士舘高校サッカー部に在籍していたことすら「つわものどもの夢の跡」となってしまう保護者の方がほとんどですが・・・。淋しいことです。が、後援会の幹部、役員の皆さんは、後援会の活動を再構築し、卒業してからも、卒業生や卒業生の保護者の皆さんが、また一緒に活動できる雰囲気作りをしなければいけないのかもしれませんね。

ところで、「相田みつお」という人をご存知の方はたくさん居ると思います。短い文(章)、で本音の心を表現する方です。私は、心に余裕が無くなった時に、たまに思い出したようにページを開くことがあります。
そんな彼はこんなことを言っていました。

私たち親が子供にしてあげなくてはいけないこと!最近の親が子育てに忘れていることがあります。今の時代、子供が親より苦労することは少ないかも知れません。でも、親が願うことは、親よりも苦労することがあっても、親よりもたくましく、親よりも粘り強く、人生を生き抜いていく力と知恵を子供に与えておくこと!だと。
そして、その方法は、負ける練習、恥をさらす訓練、カッコの悪い体験を、できるだけ多くの子供にさせておくこと!だと。
負けると言う意味は、勝ち負けではありません。「自分の思いが通らない事」です。
その時どうしますか?

@ じっと我慢して自分の欲望にブレーキをかける。
A 駄々をこねて欲望を通す。

ほとんどの親たちは、上手に駄々をこねさせて子供の思いを通す。子供たちが我慢する体験、我慢する機会を、親が取り上げてしまっているのだと。

M-aida.JPG
Copyright:相田みつお


長い人生には自分の思いが通らぬ場合がたくさんあります。思うようにならないのが世の常であり人生です。自分の思うようにならないことの方がはるかに多いのが人生です。それならば、人生の的(まと)を思うようにならない方に合わせるべきです。思うようにならぬ、それは、言葉を変えて言えば「負ける」ことです。かっこよく勝つことではありません。自分の思い通り勝つことは稀(まれ)です。だから人生の的(まと)を確立の少ない「勝つこと」に合わせないで、確立の多い「負ける」方に合わせておくことです。それが負ける練習です。成人してから負けに強い人間、失敗してもへこたれないたくましい人間になれるはずです。楽してカッコイイこと、つまり勝つことばかり考えて、過保護に育てられた子供は、社会の荒波につぶされてしまうことが多いということでしょうか。

私は、国士舘高校サッカー部で学んだ最大のことが、この、「じっと我慢して自分の欲望にブレーキをかける。」「成人してから負けに強い人間、失敗してもへこたれないたくましい人間になれるはずです。」に通じるような気がしました。卒業して、他人が見たら辛いアルバイトをしても、多少の辛さには動じないと言う話を良く聞きます。世の中で役に立つこと、それは頭脳明晰だけではありません。「じっと我慢して自分の欲望にブレーキをかけることができる。」「成人してから負けに強い人間、失敗してもへこたれないたくましい人間。」この気持ちを忘れずに、新しい人生を歩んでもらいたいと思います。

最後に、卒業生の戦跡を記載しておきます。
三年間ご苦労様でした。

S-戦跡2006.JPG

(今週の担当は、17年度卒HPP斉藤でした。)