2008年03月19日

インド「やらかし」出張顛末記

広報・三島です。

一部のお母さんからご好評をいただいている(?)海外日記のインド版です。サッカー部の活動とは全然関係なくて恐縮ですが、春シーズンたけなわを迎える前のお慰みに、お楽しみいただければ幸いです。

今回もまたまた仕事で、インドに行きました。IT産業を支える中核都市というイメージが強いが実はインドの軍事拠点であるバンガロールに3日間、その後は首都ニューデリーに移動して2日間、合計5日間の日程を組みました。移動は成田からのバンガロール直行便がないので、成田−クアラルンプール−バンガロールと乗り継ぎです。バンガロールからニューデリーに移動した後、帰りはまたニューデリー−クアラルンプール−成田というハードスケジュールです。
現地の衛生面などについて、周りからだいぶ脅かされているので、戦々恐々です(汗)。これは「眉唾」ものですが、取引先企業の副社長が、インドでシャワーを浴びていたら、水が口に入り、体調を崩してその後廃人になってしまったとか・・・(怖。ホントかいな)。それに、現地の英語はインド訛りが激しく、上手くコミュニケーションが取れるか不安です。どうなることやら。

さて、インドへ出発、頑張ろう!と、朝早く自宅を出て、成田の航空カウンターでパスポートを提示すると、「インドへの入国ビザがありませんよ?これではご搭乗出来ませんが。」

凍てついた筆者でした。
旅行代理店に確認すると、失態が判明!!
チケットを急遽キャンセルして(大泣)東京に戻り、インド大使館経由でビザ申請をすると何とか当日中に発券が間に合いましたが、結局フライトが丸一日ずれ込み、一日遅れての出発となりました。
現地でのスケジュールも大幅変更。フライトもキャンセル・リスケ等で追加出費。商談相手にも必死で連絡を取り、平謝り。

やっちゃいました。

旅行代理店もそうですが、自分でもビザ取得の意識が全くなく、他の案件に追われてうっかりしていたことが原因です。言い訳ですが最近日本人はほとんどの国でVisaは不要、また現地Visa発行も可能なのが一般的なのに・・・。しかし、くよくよしてはおられません。前を向いていこう。リカバリーするしかありません。この失敗は糧としなくては。クッソー。

成田を出発したのが翌日10:45AM。一旦タイ・バンコックへトランジットです。バンコックへついたのが現地時間で15:45PM(日本時間では17:45)。その後、バンガロールへの乗り継ぎ便は何と、現地時間で20:50PM発。5時間以上も空港内で待機です。バンガロールにようやく到着したのは現地時間で23:15PM。日本時間では深夜の02:45AMです。合計すると、16時間という長旅です。
さすがに、心身ともにヘトヘトです・・・。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

その後、何とかリカバリーして仕事をこなし、結果としては所期の目的は達することができました(ホッと一息。でも恥ずかしくて、会社にビザの件はとても報告できません(大汗))。

080314_1439~02.JPG

(写真:インドの3輪タクシー・Auto)


バンガロールは今とても気候が爽やかで過ごしやすいです。高原に位置し、日本で言えば軽井沢(?)。デリーやチェンナイなどのクソ暑さとは別天地。町並みもこぢんまりとしていて、人々は落ち着いた風情です。
インドの人は、やはり顔が濃い!ですが、話すとジェントルな感じもします。一方、日系企業の経営陣にとっては何かと軋轢があるようでもあります。曰く、人の言う事を聞かない。平気で上司にたてつく。反体制リーダーが煽動してストをやる。唯我独尊の傾向があるとか・・・。工業団地の食堂に行くと、おお、さすがに皆、カレーを手で喰っている。 カレーは美味でした。

最終日、少し早く仕事が終わったので、取引先企業のご厚意で若い駐在員がミニエクスカーションツアーに案内してくれました。日本語がペラペラで、素晴らしい好青年でしたが、自ら「ボクはネパール出身なんですよ」と。おおっ。ネパールの人と知り合いになれたのは初めてです。ネパールは、あのエベレストはじめ、世界の10大山系の8つまでが集中している、世界有数の山岳地帯で、トラッキングやハイキング客で賑わう地域だそうです。一期一会、出張の楽しい余禄でした。

彼に「どこで日本語を勉強したの?」と尋ねたら、ネパールの大学で日本語を3年間勉強したとのこと。その後、隣国のインドと仕事で行き来しながら、何社かの日系企業で働き、勉強を続けているとのことです。
大学では日本史を専攻したそうで、若い日本人が知らない知識を多く持っていました。本人曰く、「日本人とお話する時、母国と日本でその時期はそれぞれどんな時代だったかとか、比較しながら話せるので、とても役に立っています」とのこと。な〜るほど。
インドではまだまだ貧富の格差が大きく、繁華街を歩いていると、子供が四つんばいになりながら物を請う、いわゆる「Begger」(=乞食)に出くわしたりします。するとその若い駐在員曰く、「以前、日本の人と話していて、インドやネパールには「こじき」がいっぱいいるね」と言われ、「<ええっ??何で「古事記」がいっぱいあるの?どういうこと?>と困惑したら、そういうことでした(苦笑)」と言っていました。博学〜。
日本に是非一度行って、大阪城や広島・長崎の原爆記念館などを観に行きたいと言っていました。
う〜む、立派な青年じゃ!

 

お後が宜しいようで。